“だから、起業はやめておきなさい”

最近読んだ本です。「起業=地獄」?

『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人М&A入門』 三戸政和著 講談社

内容としては、個人М&Aを勧めており、

何もない所から起業(ゼロイチ起業)するのではなく、中小企業を個人買収しましょう、と書かれています。

後継者不足の大廃業時代に、なるほど、と納得です。

 

この本の中で、ゼロイチ起業がいかに危険か、

第一章をまるまる使って、「だから、起業はやめておきなさい」と主張されています。

「起業は、会社を作ることではない」

「設立した瞬間から出血が始まる」と、

特に、飲食業はレッドオーシャン、起業=地獄とさえ。

 

不動産業 独立開業ブログが人気のこのホームページですが、

起業は確かに楽なことではありません。

飲食業ほどではないにしても、経費はかかりますし、

不動産会社は街中にたくさんあり、その中で特色を出して、生きていく道を見つけなくてはなりませんからね。

 

最近、見つけたウェブページです。「起業センス」?

それから、『加藤将太』氏のブログに、辿りつきました。

異色の経歴と実績の人で、起業セミナーを動画で配布してあります。

いくつかコンテンツを見てみましたが、その中で、「起業センス」というテストがあり、

これを受けてみたくて、動画を何本もすっ飛ばして見て、感想を送り、「起業センス」テスト、受けました。

偏差値みたいな数値が出るのですが、

41が会社員の平均、45以上で起業可能、50以上で起業成功見込みあり、60以上なら起業成功確実、

しかし、

37以下なら、起業不可など、厳しいところも。

確かに、だれでもすぐに起業できるわけではないのだと思います。

ちなみに、私は、45.9でした。

リーダーシップのテストもありました。心理テストみたいなものでしょうか。

 

加藤さんのメッセージの一部をご紹介します。

僕の講座では少ないのかもしれませんが、世の起業ブームの影響か、
安易に起業を煽る情報起業家の影響か、脱サラを簡単にしちゃう人がいます。

僕は10万もしくは生活費程度稼げるようになるまで脱サラはよせと言っています。

【収入≧生活費】

の原則があるからです。

…中略…

脱サラして借金を負ってしまう原因は、

【収入<支出】

だからです。

貯金が何百万あろうと、いずれ貯金は尽きるので、
とにかく貯金は大切に大切に事業資金として使うべきです。

脱サラするなら、生活費はケチりましょう。

あと貯金が何百万あって1年分の生活費はあるから云々とか言っても、
計画通りにいかず2年かかるかもしれないとなると
精神的に気が気じゃなくなります。

でも、収入>生活費なら、5年かかってもいずれ成功すればいいかーと作業できるので
精神的にラクです(前者の場合、仕事が手に付かないほどのプレッシャー・鬱になったり)。

そもそも生活費がいくらいくら「必要」とか考える人は起業に向きません。

…以下略

【加藤将太  起業戦略アドバイス室 メッセージより抜粋】

 

 

そもそも、何故起業するのか?

収入が必要ならば、バイトなりパートなり、あるいは会社員としてなり、

とにかく給与を獲得するのが、一番確実でかつ安全です。

サラリーマンなら、社会保障もあり、毎月の収入もあります。

自営業だと、自分が動かなくては収益にならないことを考えると、サラリーマンは安心確実です。

もし、業種や職種にこだわりがあれば、その方面へ就職のアプローチしたらいいと思います。

不安とリスクを抱えてまで、起業するのは、何故でしょう?