賃貸借媒介の場合も、売買の場合も、物件化にはいくつかの調査をします。現地の調査、役所関係の調査、さらに権利関係の調査などなど。
権利関係の調査と、登記事項証明書を取得するには、法務局へ行きます。登記事項要約書や、登記事項証明書、公図や地積測量図、など交付申請できます。
インターネットで登記情報提供サービスを使えば、法務局へ行かずとも登記されている情報を知ることができますので、今では法務局へ行く機会はあまりありません。
福岡法務局久留米支局の所在地
福岡県久留米市の場合、福岡法務局久留米支局が、市役所近く、城南町にあります。
所在地…福岡県久留米市城南町21-5
久留米市役所の近くで、裁判所ななめ前です。二階建てでこじんまりしてます。駐車場は建物北側に、入り口は建物南側です。二階が登記部門になっています。
不動産登記事項証明書を取得する
登記というのは、不動産登記だけではなく、法人登記もあります。法人登記簿謄本や、法人の印鑑登録証明書などもここで取れます。
「登記情報提供サービス」が便利
現在は法務省にオンライン申請もできます。
法務省「登記・供託オンライン申請システム」のホームページはこちら。
また、登記内容を知りたいだけという場合には、自宅や事務所のパソコンの画面上で登記情報を確認することができるサービスもあります。
登記事項証明書にはなりませんが、登記内容を印刷することもできます。費用も安いし、法務局に出向く手間が省けますので、とても便利です。所有者事項情報なら、一件145円で済みます。いい時代になりました。全部事項情報は一件335円、地図は365円です。
利用者登録する「登録利用」と、登録せずにすぐ使える「一時利用」もありますから、一般の方でも気軽に使えるのではないでしょうか。
民事法務協会「登記情報提供サービス」のホームページはこちら。
民事法務協会「登記情報提供サービス」の「一時利用」の操作方法が記載されています。
不動産の登記簿を調べるには、地番が必要ですが、調べたい不動産の住居表示しかわからない時は、法務局に電話で問い合わせするとその場で調べて地番を教えてくれたりもします。
ちなみに…
ちなみに、私が新人だった1990年代後半、法務局はまだデジタル化されていませんでした。窓口で登記簿閲覧の申請書を出すと、分厚い登記簿台帳がそのまま渡されていました。
登記簿台帳そのままなので、申請した不動産の前後の内容まで見れるので、とても楽でした。(今は土地なら1筆ずつ全部申請しなくてはなりませんから、必要かどうか分からない調査の段階では少し迷うことがあります。)
あの頃、アナログからデジタル化への過渡期だったように思います。登記簿謄本は、そのページをコピーしたものに証明の印が入ってました。これは昔話。