ひとりで独立・起業、実は時代の先端なのかも
ちょっと嬉しくなりました。
書店で目にしてつい買ってきた本です。
『会社は「1人で」経営しなさい』著者:税理士山本憲明、明日香出版社2017年11月初版
「小さい会社」の時代が到来
「大きくしない」「小さくする」が正解
確かに、好きなことで飽きないことをこつこつと仕事にしていく、お客様の要望を形にしていく、それには一人で充分。
必要な時には周りの専門家に頼る。時間を管理し、自分の能力と知識を高める努力を続ける。…ふむふむ。納得。
ひとりで何役もこなす!
業務の内容によっては外注で省力化するのもいいけれど、
しかし、都会と違って人口減で労働力確保が難しくなることが予想される地域だと、どうでしょう?
ある程度は自前で賄えるようにしておかないと、いざという時に請け負ってくれる人がいない!…ということにもなりかねないのでは。
そのために、一人で何役もこなす、マルチ人間になる必要があります。
知識も能力も、複数化するんです。
売買も賃貸も、仲介も管理も。
営業や事務はもちろん、必要なら現場にも入る。
管理物件の草取りもするし、リフォーム工事の見積もりもする。
相続不動産の相談にも乗るし、家探しのアドバイスも、家相の相談にも乗る。
という具合。すごいなぁ。
…でもねぇ、それだけではお客様の目線が抜けているような?
物件探しで急ぎの案件にどこまで対応できるか、契約案件を同時進行で進められるのは何件くらいなのか?
特に、不動産の取引には知識と経験の集積が求められる場面がありますので、代わりを誰にでも頼めるわけではありません。
何があっても、お客様に迷惑をかけないように体制を考えておかなくては。
ちなみに、福岡県宅建協会の2017年9月の調査では、会員である福岡県内不動産業の会員において、従業員数は5人以下が73%、6~10人以下が11%、と少数精鋭がほとんどです。従業員50人を超えるのは5.8%。
女性ひとりで開業、注意点は?
小さな不動産屋さんをひとりで始める人は、珍しくありません。
しかし女性ひとりは、珍しいようです。
この業界は男性が多いのですが、女性でもちゃんと立派にお仕事されている方はいらっしゃいます。
女性の特性を生かした不動産の仕事について考えてみます。