宅建業協会の主催で毎年本部講習会が開かれます。最寄りの久留米会場に行ってきました。今回も、内容盛りだくさん。午後の時間いっぱい使っても、時間が足りない感じでどなたも早口の講義でした。
「民法改正(売買編)とIT重説」
弁護士さんの登壇でしたが、民法改正のお話はいささか難し過ぎました。いちばん最後の時間帯でしたから、集中力が切れていたかも。
IT重説のお話は、もう時代はここまで来たかと。当日は、ステージ上でノートパソコンを使い、舞台控室のスタッフとテレビ電話で重説の仕方の実演もありました。
IT重説とは、テレビ会議サービスやスカイプのような画像と音声を同時にかつ双方向でやりとりできるシステムを使い、離れた場所にいる当事者に重要事項説明を行うというものです。対面での重要事項説明同様に取り扱うものとされます。ただし、IT重説を行える取引は、宅地又は建物の賃貸の代理又は媒介についてのみです。
「人権研修」
新たな住宅セーフティーネット制度
- 住宅確保用配慮者向け賃貸住宅の登録制度
- 登録住宅の改修や入居者への経済的な支援
- 住宅確保用配慮者に対する居住支援
宅地建物取引における「人権尊重」
「改正宅建業法の概要」
- インスペクション(建物状況調査)の重要性と業法改正の背景
- 「住まいの健康診断」事業の活用について
- 平成30年4月1日施行の改正宅建業法に伴う変更点
- 報酬額の上限の一部改正について 平成30年1月1日施行
行政連絡事項
- テロの未然防止に向けた協力依頼について 福岡県警察本部警備部
- 単身・高齢者向け見守りサービス 取り扱い開始について 福岡県不動産会館