不動産の取引において、検討して合意して契約、そこから決済と引き渡しまで、時間がかかることがあります。
契約したのだから、売主さんとしては早く現金化できればいいし、買主さんとしては早く所有権を移して利用したいですから、早く決済できるに越したことはないでしょう。
不動産業者としては、不測の事態を回避し、手続きをスムーズに進められるようにするのが使命です。
しかしいくつかの原因で、思ったより遅くなることがありますから、注意が必要です。
いくつか挙げてみました。
売主側の理由
- 不動産権利証がなくなっている。
- 移転(引越し)先が決まらない。
- 残置物撤去が終わらない。
- (実測売買の場合)測量が終わらない、計測できない。
- 相続になってしまった。
- 行政の手続きが終わらない。(農地転用許可など)
- 隣地との協議がまとまらない。(境界など)
買主側の理由
- 資金の問題が発生した。
- 銀行融資がおりない。
- 気が変わった。事情が変わった。
他にもありそうですね…
とにかく、円満に決済・引き渡しが済むまで、仲介業者は気が抜けないのですよ。