不動産開業。成功する人、失敗する人

不動産開業ブログへのアクセス数が多いので、どんな人が独立開業するのか、考えてみました。

 

不動産開業、成功のパターン。

1. 仲介営業バリバリからの、独立タイプ

不動産会社で数年、営業マンをしていたという人。

業界のことも業務のことも知り尽くしていて、頼もしい。

開業と同時期または早い段階で数人のスタッフも抱え、事務部門・営業部門も充実。

リピーターの顧客がいて、地域の業界にも顔がきく。

2. 地主さんと仲良し、又はみんなの人気者

親戚や親が地主、あるいは地元の知り合いがたくさんいる人。

もちろん友人知人が多い人気者。

地元の卒業校の同窓会には必ず出席し、幹事もすすんで引き受ける。

みんなで楽しく食事しながら、飲みながら、そのうち不動産の話題から仕事になっていたりする。

3. 家主業をしている

実家の親、又は自らがすでにビルやテナント、貸地や貸家などの家主業をしている人。

資産管理会社として不動産業を開業し、賃貸管理業を中心に展開。

家賃収入で堅実にいけます。

徐々に仲介業も始めれば、無理なく発展させることができるでしょう。

4. 兼業している、別の収入源を持っている

3.の家主業もそうですが、不動産業に近いところで商売をしている人。

例えば、建設業関係。多いです。不動産業の独立開業とは違いますけどね。

それから、保険屋さん。不動産業者が保険代理店を兼業することも多いです。

クリーニングやさんとか、酒屋さんとか、米屋さんとか、街の電気屋さんとか、商店の一部を不動産業の事務所にするのも、いいですね。既存の顧客が不動産のお仕事につながるかもしれません。

 

不動産業以外の収入があれば、不定期になりがちな不動産仲介業の収入を補うことができます。

また逆に、すでに不動産仲介業をしていて、仲介手数料以外の安定収入を開拓するという考え方もあります。

 

不動産業開業「成功」のパターン、どうでしょうか、ひとつあるいはいくつかの特徴が重なっているのではないでしょうか。

 

不動産開業、失敗のパターン。

果たして、失敗のパターンがあるのか?

実は分かりません。

「〇〇不動産さん、最近がんばっているね~。」と、店舗や看板や目立つ広告で営業を続けている、というのが成功なら、

失敗すれば営業していないわけですから、傍からはなかなか見えません。

宅建協会への入会・退会リストや、宅建業免許のリストはありますけども、

支店の開設・移転・閉鎖、後継者不在による廃業などは、開業の失敗とは違うでしょう。

 

一般的には、不動産開業はリスクが少ないと言われています。

「机と電話とペンがあれば開業できる」、とされた時代もありました。

ちょっと極端ですが、今なら、

「パソコンとスマホさえあればなんとかなる!?」 といったところでしょうか。

供託金は別として、小さな仲介業から始めようと思えば、大きな元手の必要も、在庫を抱えることも、ありませんからね。

 

業界を見渡すと、親の代から営業していて、現社長は二代目、という会社も珍しくありません。

不動産業界自体が、そう古い業態ではないのですが、

子供に事業を譲ろうと思える、あるいは跡を継ごうと思えるということは、

ある程度成功すれば、いろんな意味でいい仕事なのでしょう。

 

そもそも、「成功」、「失敗」、それはどういう状態のことでしょうか。

成功するまで諦めなければ、失敗にはなりません。

成功するまで続けられるだけの体力と気力と資力次第、かもしれませんね。

 

あえて言うなら、資力を無視して派手に走ると危ない感じがします。

収入を無視して高いテナント料の事務所を構える、とか。

それから、自ら動いて人と交流して、お仕事にしてくるという営業力含めた開業センスも必要です。

資格を取って免許取って開業したということと、お客様に貢献できる仕事をするということは、全く別物ですからね。

 

さて、不動産開業、何のためにこの業界で独立開業を志すのか、目的は何でしょうか。

個人的にはもちろん生活のため、糧を得るためでしょうが、

不動産の仕事は社会的・公共的な側面も強いと思います。

この仕事を通じて、社会にどう貢献できるのか、したいのか、その初志を忘れずに

お客様に対面して行けば、この開業という挑戦に「失敗」はない、と信じています。