西日本豪雨、久留米でも浸水被害「内水氾濫」。大雨をもたらす線状降水帯に要注意。

大雨情報 リンク先一覧表 2020年6月27日

福岡県久留米市在住、6/27今朝は大雨の音で目を覚ましました。

記録に残る降水量で、久留米市街地の低地では浸水被害も出ています。

2018年2019年の大雨の様子を記事にしたら、

大雨のたびにたくさんのアクセスを頂くようになりました。

大雨の時にリアルタイムの必要な情報が得られるように、

こちらにリンク先をまとめてみました。⇩⇩⇩

久留米市の公式ホームページより

久留米市の公式ホームページ(トップ)(避難所開設状況等)

久留米市の公式ホームページ (河川増水に伴う水門・樋門・樋管の開閉状況)

久留米市の公式ホームページ (ライブカメラ)

久留米市ハザードマップ  

久留米市道路冠水注意マップ(内水はん濫)

(関連情報)

全国の皆様へ、お住まいの地域の災害リスクを調べてみましょう。

 

 

2019年8月28日 連続二年、そして今年二度目の大雨特別警報

久留米、大雨。

数日前から降り続いた雨は、

8月28日未明には特に激しい雷雨になり、

戸外で叩きつけるような雨の音で、なかなか眠れませんでした。

こういうお知らせもスマホにきました。

土砂災害警戒情報と、̠河川の氾濫警戒情報など。

昨夕17時の避難準備の緊急速報から始まり、

今朝9時45分の緊急速報まで、15回です。

そのうち明け方の4時台から5時台には、8回。

いかに非常事態か、ということで、

担当する行政や各所の皆さんの緊張感は大変なものだったでしょう。

ありがたいことです。

(※あまりに回数が多いので、このあとは音が出ないようにスマホを設定してしまいました。

ごめんなさい、身の安全は確保しています。)

 

今回は、今年2回目の大雨特別警報です。

福岡県内では2018年も2017年もありました。

昨年の様子は下記に書いていますが、内水氾濫の被害が大きく、

その反省からか、久留米市の公式ホームページには̠

河川増水に伴う水門の開閉状況まで記載されるようになりました。

また今回の大雨特別警報についても、

ホームページのトップに緊急情報が見やすく配置されてますので、とても分かりやすいです。

河川の状況は、ライブカメラ で見られます。

 

今回の大雨特別警報は長崎県・佐賀県・福岡県にまたがり、広範囲でした。

増水・浸水・氾濫・土砂崩れ、道路やインフラの損壊も・・・

被害の大きくならないことを祈るばかりです。

 

前回 2019年7月21日の大雨では、

雨が降り続き、夜が明けて気がつくと、

近隣の道路が冠水していて驚きました。

知る限り、こんなことは、初めてです。

敷地内に浸水しなかったとしても、

付近の道路が冠水すると、出入りができません。

道路です。 避難には長靴よりも…

線状降水帯、恐るべし。

というか、「線状降水帯」って、今まであまり聞いたことないんですが、

近年よく耳にするようになりました。

外を見ていると、雨の降り方が少し緩くなると、水もすーっと引き、

強く降り出すと、また水位が静かに上がってきます。

この時は短時間に大量の雨が降り、

雨水が川まで流れていくのが間に合わない、

という印象でした。雨水の渋滞です。

 

これまで、比較的平らなこの筑後平野に住んでいて、

土地の高低差を考えることはあまりありませんでした。

以前、横浜や神戸のすごい坂の街にも住んだことがありますが、

たまに久留米に帰ってくると平たい地面でほっとしたものです。

でも当たり前ですが、水というのは低いほうへ低い方へと流れていくのですね、

平らに見えても微妙な高い低いをとらえて、水は移動していきます。

 

ご近所でも、「ここにこんな水が来るなんて、知らなかった」との声。

なんだか意識が変わった気がします。

 

2018年7月6日 西日本豪雨

2018年、7月6日の大雨は、驚くほどの降り方でした。

久留米市では17時過ぎに大雨特別警報が出ました。

福岡県内では前年も朝倉市を中心に、豪雨被害がありましたので、(2017年九州北部豪雨)

復旧がまだ完全でないところはどうなるのかと心配でしたが、

大雨は福岡や九州にとどまらず、西日本全域にとんでもない被害をもたらしました。

被害にあわれた方へ心よりお見舞い申し上げ、地域の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

 

今回、久留米市内の浸水被害も見聞きしますと、

かなり広範囲にかつ床下・床上浸水など日常生活に関わる大変な事態になっています。

これまで数十年間なかったような規模の被害ではないでしょうか。

今回の降水量の異常さに加え、

以前は田畑だったところが近年宅地開発されたり市街地化したりして、

水の逃げ場が少なくなってしまったというのも、ありそうな話です。

 

もともと久留米は、耳納みのう連山に連なる東部の山地と、

東西に大らかに流れる筑後川が自慢です。

美しい四季と、温暖な気候に恵まれ、

果樹園や植木園芸、平野部では米・野菜・果物などの農業が盛んです。

ところが大雨警報となると、

山に近い地区では土砂災害、

川に近い地区では氾濫や決壊などの水害を警戒しなくてはいけません。

筑後川(別名゛筑紫次郎゛)が決壊して当時の市街地の8割が水没したという昭和28年の水害の記憶からか、

現在では頑丈な堤防と水門と、防災訓練も毎年しっかりされています。

 

ところが、今回の浸水被害は、「内水氾濫」ないすいはんらんという、あまり聞きなれないものでした。

内水はん濫とは、大雨により筑後川などの水位が上昇して支川・排水路の流れが悪くなった時や支川・排水路の能力を超える雨が降った時に、雨水が溢れ、道路や宅地などに流れ込むことをいいます。  (久留米市のホームページより)

筑後川にはいくつもの支流があり、通常ですと筑後川に注いでいますが、

大雨で筑後川の水位が上がり支流への逆流の恐れがあるときは、

支流との水門が閉められるそうです。

筑後川の水位は一時、危険氾濫水位にまで上昇していました。

そのため水門が閉められたことと、今回はポンプによる排水も間に合わない降水量だったため、

住宅地を含め市街地に浸水被害をもたらしたということです。

日頃からの危機管理と、今回の対応に関する反省の必要性を感じます。

 

下の写真は、7月7日の午後に撮影したものです。

前日に大雨特別警報が出たとはいえ、雨がやんで翌日になってもまだこの通り増水していましたので、驚きました。

いつもはゴルフ場や公園があり、のどかで美しい緑の河川敷が、

ただ大量の茶色の濁流になっていました。

筑後川、増水中 2018.7.7

10日後の筑後川 同じ場所

筑後川中流にある筑後大堰おおぜき、こんなにフルオープンなのは、滅多に見れません。

この時の筑後大堰の状況について、詳しい説明があります。

7月5日~7月8日まで全開されていたようです。

「独立行政法人水資源機構筑後川局筑後大堰管理室」

筑後大堰、ゲート全開 2018.7.7

10日後の筑後大堰

基本的に地震は突然来ますが、台風や大雨は、気象予報が出ます。

年々激化する日本列島の自然災害、侮あなどらずに、対応したいものです。

お住まいの地域の防災について、再度確認しましょう。

参考までに…

久留米市ハザードマップ

久留米市のハザードマップでは、「避難判断マップ対象校区」をまず確認しましょう。

筑後川にはいくつもの河川が流れ込んでいて、

筑後川以外の河川の影響があるかを、把握する必要があります。

近年の豪雨は短時間に集中して降るため、

筑後川が溢れる前に、市内の中小河川が溢れてしまうようです。

筑後川には広い河川敷と高い堤防がありますが、

身近に流れる小さな川には、河川敷も高い堤防もないことが多いです。

 

内水氾濫による道路冠水のマップもあります。

道路冠水するということは、通行できなくなるだけでなく、

道路に面していて低い土地には当然水が入るでしょう。

ですから、「避難判断マップ対象校区」で調べて、

筑後川氾濫の場合、その他の川の場合、内水氾濫、と校区マップを見てみましょう。

 

国土交通省ハザードマップポータルサイト
~身のまわりの災害リスクを調べる~ 

 

浸水被害と不動産

「数十年に一度」の大雨が、「二年で三度も」あるいは「三年で四度も」降るなんて。

「大雨特別警報」が、「特別」でなくなるような。

 

これから家を買おうとする人は、まずハザードマップや災害被害の有無を調べるようになるので、

今後は不動産取引の景色も変わってきそうです。

この平らな久留米で、高低差に気を付けて街や道路を見るようになりました。

これは今までになかったことです。

 

「ハザードマップから建物の要注意箇所まで

あなたの命と資産を守るためこれだけは知っておきたい!」という本はこちら。

災害に強い住宅選び (日経プレミアシリーズ)

 

 

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